2021年8月4日、（一社）日本分析機器工業会（JAIMA）主催のサマーサイエンススクール（分析機器の体験実習）がオンライン授業で開催され、協力企業として参画しました。
　協力企業は当社を含めた8社であり、当社はイオンクロマトグラフの講義・実演を担当しました。　　イオンクロマトグラフは水に溶けたイオン成分の濃度を測定する高度な分析装置で、さまざまな分野での研究や技術開発・品質管理に使われています。今回の実演では、ペーパークロマトグラフィー を使い水性ペンの色ごとの比較や、黒色ペンの複数メーカーの成分比較を見ていただいてクロマトグラフィーでの分離を直に感じていただいた後、7種の陰イオン成分を含むイオンクロマト用の標準液をサンプルとして実機の操作方法を紹介しました。
　この催しは2012年から開催されており、中・高校生の皆さんに分析機器の操作を体験してもらうことで、様々な産業を支える基盤となっている分析機器技術についての理解を深めていただき、科学技術への関心をより高めてもらうことを目的としています。昨年はコロナ禍で中止になりましたが、今年はオンライン授業で再開し、首都圏の高校生37名が受講され、皆さんから多くの質問もいただき、活気ある催しとなりました。
　当社は、これからもこのような活動に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

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