ごあいさつ

平素は格別のご支援・ご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。このたび、代表取締役社長に就任いたしました髙島一幸です。当社グループの発展に向け尽力してまいりますので、皆さまには変わらぬご理解とご支援のほどよろしくお願い申しあげます。ここに、2024年度(第81期)における当社グループの事業の概況等をご報告いたします。
当期におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなど、緩やかな景気回復基調で推移しました。一方で、エネルギー価格や原材料価格の高騰、海外景気の下振れリスク等の影響により先行きは依然として不透明な状況が続きました。
このような環境のもと、当社グループは中期経営計画の最終年度を迎え、製品開発を含む市場別重点施策を進めるとともに、経営基盤の強化に向けた積極的な投資を着実に実行しました。国内では、半導体設備やエネルギー関連を中心とした旺盛な設備投資需要の獲得に注力しました。海外では、主要市場(中国・韓国・台湾)及び重点市場(東南アジア・インド)での販売強化、海外認証の取得などにも継続的に取り組みました。
以上の結果、当期の売上高は18,058百万円(前期比3.5%増)となり、過去最高を記録しました。利益面では、労務費や新生産棟への集約に伴う移転、海外認証試験費用などにより売上原価が増加し、さらに人件費や研究開発費の増加により販売費及び一般管理費も増加したことで、営業利益は1,338百万円(前期比24.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,113百万円(前期比13.8%減)となりました。
2025年6月 東亜ディーケーケー株式会社
代表取締役社長
