お知らせ
「医療関連機器専用」の新工場建設のお知らせ
2016年10月28日
当社は、このたび人工腎臓用粉末型透析用剤溶解装置等の医療関連機器の増産を目的として、埼玉県狭山市の狭山テクニカルセンター内に
新工場を建設することを決定しましたので、お知らせします。
新工場建設の目的と背景
当社は、水・大気・ガスの3本柱に次ぐ4本目の柱として、医療関連分野での事業拡大に注力しています。28年前に水質測定のセンサ技術を
応用した粉末型透析用剤の溶解装置の開発・製造を開始して以来、透析医療施設への納入で実績を重ね、当事業を拡大してまいりました。
透析治療を必要とされている方々は、日本、中国を中心とするアジア地区一円で増加しています。このたび大手医療機器メーカーからの生産
委託による増産要請を受け、それに対応するために、狭山テクニカルセンターの敷地内に新工場を建設することを決定したものです。
粉末型透析用剤溶解装置以外にも、当社の強みであるセンサ技術を応用して開発予定の臨床医療用製品と併せて、医療関連分野の一層の売上
拡大を目指してまいります。
新工場建設の狙い
・生産設備増強: 生産能力500〜600台/年(従来比約2倍)
・品質管理向上: 粉末型透析用剤溶解装置は医療機器には該当しませんが、組合せる透析装置は医療機器であり、厳格な品質管理のもと
生産されています。将来の製品開発を視野に、医療機器の生産現場と同水準の設備を完備することで信頼の向上を図り、
医療現場における一層高い安全性を確保します。
・作業環境整備: 作業環境と効率に配慮した工場設計
新工場の概要

所在地 : 埼玉県狭山市北入曽613
建屋概要 : 延床面積 約3,300m2
鉄骨造 地上4階建て
主な用途 : 生産ライン、試験評価設備、倉庫
主な生産品目 : 人工腎臓用粉末型透析用剤溶解装置、臨床医療用製品
着工/竣工予定 : 平成29年1月/平成29年9月
(平成29年10月から稼働予定)
投資額 : 約12億円
環境・省エネ対策 : 環境負荷低減技術を取り入れたクリーンルームや
太陽光発電システムを導入するなど自然環境に配慮
した工場です。