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「山形工場(山形ディーケーケー株式会社)増築」を発表
2006年07月21日
東亜ディーケーケー株式会社(本社 東京都新宿区 山﨑正知)は、化学分析計及びセンサーメーカーとして、その核となる「PC基板」について欧州連合(EU)の有害物質に関する規制「RoHS」(ローズ)指令に対応するため、生産関連子会社の山形ディーケーケー株式会社(所在地 山形県新庄市)の工場を増築し、関連設備を導入することにした。
具体的には増築工場に環境保全メーカーとして前項の対応、即ち鉛フリー化対応を先取りしたラインの新設をすることにした。
同時に、現在新庄市で賃借社屋で生産している工作加工部門を統合し、生産と物流の合理化を行い、部品加工から製品出荷までの生産プロセスを一貫して管理することでお客様のご要求に迅速に対応出来る「マルチ工場」を目指したものである。
更に、東京エンジニアリングセンター(所在地 東京都東大和市)で現在生産している「環境用大気分析計」「水質分析計」の生産を移管し、東亜ディーケーケー株式会社の主な生産拠点と位置付け、品質・納期・コスト管理を一元化することで、更なる統合効果を生み出すことを目途としたものである。これらは、東亜ディーケーケー株式会社の中期経営計画の展望に基づいた生産本部の増強と売上高の増進に呼応するものである。
本増築及び導入設備の背景は「分析計の命である信頼性の向上」と「生産性の向上」という2つの目的を企図したものである。
従って、当社としては環境保全という時代の要請に応えると共に、生産面でのトータルコストの低減に資することを確認し、増築を決断した次第である。
増築概要
建設期間 平成18年7月〜12月
完成予定 平成18年12月(予定)
生産開始 平成19年1月 (予定)
投資費用 約3.5億円
建設会社 沼田建設株式会社(所在地 山形県新庄市)
規模と主な設備
増築規模は、延べ床面積約500坪の一部2階建で、生産面積を1.5倍とする。(現敷地面積 約6,000坪、既存工場延べ床面積 約1,000坪)
増築工場には既存の表面実装ラインに並行して、最新鋭の印刷機・リフロー炉を新設し、東亜ディーケーケー株式会社グループの全てのPC基板を生産の予定。
工作加工部門には、多面加工機(マシニングセンター)を増設し、外注加工の取り込みを行い、新たなコストパフォーマンスに挑戦する。
これらの取り組みで間接・直接のトータルコストが約30%の合理化が図れるものと期待している。
以上
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