製品情報
「卓上水質計をフルモデルチェンジ」を発表
2005年08月23日
東亜ディーケーケー株式会社(本社:東京都新宿区、社長:山﨑正知)は、主力機種の一つである、PH計、電気伝導率計などの卓上水質計をフルモデルチェンジし、8月31日から開催される分析展で発表します。当社は、これまで、「Gシリーズ」として、広くご愛用いただいてきた卓上水質計をフルモデルチェンジするとともに新たな機能も盛り込んだ「Rシリーズ」を開発し、分析展で発表し、9月末から出荷を開始します。
pHメータ、電気伝導率計は、低価格の実用型とGLP対応可能な標準型を各々1機種、そして、センサ入力が2チャンネルのpH、ORP、イオン、電気伝導率、溶存酸素センサが接続可能なマルチ水質計をラインアップしました。
2チャンネルマルチ水質計は、当社のメモリ内蔵センサ等の技術を結集し、接続したセンサ情報により、自動的に測定画面が切り替わるという画期的な内容となっています。更に、接続センサの組合せは自由であり、様々な測定要求に応えることができます。
標準型、マルチ水質計は、バリデーション支援機能を更に強化しました。測定環境(室温、湿度)の測定が可能な温湿度センサが接続可能となっており、測定値や校正データと共に、室温、湿度値を表示、記録することができ、従来に無い一歩進んだ測定管理を行うことができます。
このように、計器本体が接続されたセンサの種別を認識し、測定モードを自動的に切り換える機能や測定環境データを記録する機能を装備した分析計は、この種の小型計器では他に例を見ない(当社調査)ものです。
pH電極は、従来の割れにくいストロング電極に、比較内部液の濃度が一目でわかるフロート及び、比較電極に銀イオントラップ機能を付加し、従来に増して、安定した測定を実現するための性能強化を図りました。
さらに、メモリデータの取込が容易となるUSB(ホスト)及びネットワークに対応可能なLANを標準装備(実用型除く)し、電子記録社会に対応した先進技術も充実させました。この技術は当社の主力製品の一つであるインターフェースサーバーの技術の延長上にあるもので、これも本製品独自の機能で大きな特長の一つと言えます。
新シリーズの価格は1台、15万円から30万円で、年間3,000台の販売を見込んでおります。
この新モデルの投入で、科学機器(実験室用分析計)全体の売上増進を加速したいと考えています。
以上
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