製品情報
「人工腎臓用粉末型透析用剤A粉末専用溶解装置」を発表
2005年06月24日
東亜ディーケーケー株式会社(本社;東京都新宿区、社長;山﨑正知)は、このほど人工腎臓用粉末型透析用剤のA粉末(一剤:電解質とブドウ糖を混合したタイプ)専用溶解装置「AHI−501」(暫定価格480万円)を「第50回(社)日本透析医学会学術集会・併設展」(6月23日〜26日パシフィコ横浜で開催)で発表します。
透析液の粉末化は、「A液とB液」から「A液とB粉末」へ、さらに「A粉末(二剤)とB粉末」から、最近は「A粉末(一剤)とB粉末」に進んできております。粉末化が促進されているのは、液体と比べ重量で1/6、容積で1/4になることから、医療現場での保管及び運搬面での、省スペース・省力化を容易に図れることにあります。
当社の粉末自動溶解装置は、溶解時の濃度制御に独自の電気伝導率測定技術を採用することで、安定した信頼性の高い溶解を可能にするとともに、現場スタッフの労力を大幅に軽減します。
透析液調製をサポートする粉末溶解装置を他社に先駆けて開発し、平成4年の発売開始以来トップクラスのシェアーを誇っています。今回発表するA粉末(一剤用)専用溶解装置「AHI−501」は、販売中のAHI−JP(二 剤タイプ、一剤も可)の特長を継承しながら、供給能力を50床(AHI−JP型は40床)へアップさせるとともに、カラーディスプレー方式のタッチパネル搭載によって操作性の向上を図 り、さらに表示灯を付加することで、離れた場所からでも運転状況が確認できるように視認性を 向上させました。また、外径寸法(横)を約50mm縮小(当社比)させることで装置占有面積の省スペース化を図りました。
今後は省力化や保管スペースの削減と併せ、粉末用剤の誤投入防止からもA粉末(一剤用)専用溶解装置への現場ニーズが高まることを見込み、今秋発売を開始し年間100台の販売を目指すこととしています。
以上
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