製品情報
A4サイズ自動水質計器 東京都水道局殿・多摩地区の全78箇所に納入 システムとして運用を開始した
2003年06月11日
東亜ディーケーケー株式会社(社長:山﨑正知、本社:東京都新宿区)は、前回、平成14年3月に扶桑建設工業株式会社殿(本社:香川県)経由で多摩地区38箇所に自動水質計器MWA4型を納入、設置した実績に引き続き、今年3月、株式会社山武殿(本社:東京)経由で東京都水道局殿多摩地区40箇所に同型の自動水質計器を納入、設置し、4月1日から稼動が開始されました。
今回の納入で、東京都水道局殿が進めていた、平成13、14年度の2ヵ年で多摩地区78箇所に自動水質計器を配備する計画が完了し、その全78箇所の自動水質計器として、当社MWA4−70/30型が納入、設置されました。
東京都水道局殿は、区部の45箇所と同様、水道配管の水質情報をリアルタイムで自動測定できる機器を配備することで、法令で定められている毎日検査の代替として、多摩地区の水道管末に自動水質計器を導入することにより、今まで以上にきめ細かい水質管理を行ない、安全でおいしい水の供給に役立てるとしています。
自動水質計器MWA4−70/30型は、平成13年7月に販売開始した水道水用自動水質計器で、本体の大きさはA4サイズと超小型であり、1台で毎日検査項目の濁度、色度、残留塩素の3項目に加えて、pH、電気伝導率、水温、水圧の計7項目を備えると共に、試薬を一切使うことなく連続、同時測定するという、画期的な水質分析計です。
性能、機能的にもより改良が加えられ、特に残留塩素電極の長寿命化、高信頼性が図られています。また、携帯電話による通信システムの安定性を図るため、種々の改良が行われました。例えば、システムとしては二重化デュアルシステムにすることで、万が一、回線が故障しても、同一のもう一方の回線で通信の安全性が確保でき、子局からのデータを欠測なく送ることができます。
今回の納入により、子局には、7項目が17台、3項目が61台、多摩地区の各所、主に公園や増圧ポンプ所の敷地内に設置され、常時、水道水の水質を測定、記録すると共に、携帯電話を使って親局である多摩水道改革推進本部の水道管理室、水質試験室、および本郷の水運用センターへ、1時間に1回、1時間値が、無線通信(NTTドコモのパケット通信システム"ドゥーパ"を使用した)にて各所から送られてきます。
異常発生時は、警報信号を発信すると同時に連続データ(1分値)を5分ごと15分間送信して、現場の状況が逐次把握できるシステムが構築されています。子局では、万が一、親局がダウンしても、子局のメモリーに1時間値が 3ヶ月分、1分値が72時間分保存されているので、子局からパソコンでデータを吸い上げることが可能です。
当社では、東京都水道局殿多摩地区のほぼ全域にMWA4型自動水質計器が採用されたのを機会に、あら ためて同製品を当社最重要基軸製品として位置付け、更なる商品強化、販売拡充を図るとともに、上水分野での水質測定、通信システム両技術を通じ、社会貢献を一層進めてまいる所存です。
以上
お問い合わせ先
東亜ディーケーケー株式会社A4拡販プロジェクトチーム E-mail:release@toadkk.co.jp TEL:03−3202−0223