製品情報
第五次水質総量規制に向けた戦略的新製品を投入 超小型の全窒素・全リン/COD自動測定装置
2002年09月10日
東亜ディーケーケー株式会社(社長:山﨑正知、本社:東京都新宿区)は、この度、第五次水質総量規制に向けて戦略的に開発を進めてきた画期的な超小型全窒素・全リン自動測定装置の販売を開始します。
東京湾、伊勢湾、瀬戸内海の閉鎖性水域に課せられる第五次水質総量規制に伴い関係自治体の方針、上乗せ基準も定まりつつあり、対象事業所が3,000カ所ともいわれている本格的商戦がいよいよスタートしました。
当社は、従来より販売している5機種に加え、コストパフォーマンスで競合他社を大きく上回る新製品を投入しました。本装置は、これからの市場をリードしていく意気込みで戦略的開発を進めてきたもので、当社の強みでります、環境用水質計測器専門メーカーとしての長い歴史、豊富な実績に基づく数多くのノウハウと最新のオリジナル技術を集積し、顧客満足度を徹底追及した機器として画期的なものとなっております。
本装置はJIS法準拠の測定方法(120℃30分間加熱)を採用し、コンパクトでしかも防滴構造、メンテナンススペースは前面のみとし、どこにでも設置出来るような構造にしました。更に試薬量を大幅に削減して15L/月の少排液量を実現し、環境に配慮した製品にすると同時に維持費用の低減をはかり経済性を向上させました。
加えて、他社製品に無い本装置の最大の特徴として、コンパクトな筐体に全窒素・全リン・COD(UV)の3項目を同時に測る機能を内蔵させ、水質総量規制対象の3項目を本器1台で測定可能にしました。
測定値、負荷量値などの測定データの伝送にはワイヤレス伝送システムを搭載可能にし、時代の要請でもある無線化に対応するとともに、内蔵のコンパクトフラッシュに約1年分のデータを保存できる等先端の情報通信・エレクトロニクス技術で時代を先取りしました。
分析システムを構成するものとしては高精度な計量システム、マニホールド化されたシンプルなフローシステム、完全分離された試薬群などに加えて独自構造の加熱分解器、高精度なシリンジポンプなどのデバイスにも豊富なノウハウをベースに多くの新規技術を盛り込みました。
当社としましては、従来より販売している5機種に、様々な特長を有する本装置を加え他社に類を見ない豊富なラインナップとサービス体制で、お客様の多様なニーズにお応えしていき、本装置の発売を期に力強く拡販を図って参ります。また、環境計測器の専門メーカーとして、今後の環境計測器のたゆまない革新と更なる顧客満足度追求に注力し続ける所存です。
NPW−150 全窒素・全リン/COD自動測定装置
特長
- 他社に例のないTN、TP、CODの3項目同一括測定・演算
多波長検出器の採用によりCOD(UV吸収)の測定機能も内蔵 - コンパクト設計
W450×D380mmの設置スペースは国内最小 - 簡便かつ安全なメンテナンス
- 背面からのメンテナンスは不要(壁に接した設置が可能)
- 内部構造は引き出し構造、扉構造にし、前面のみで保守メンテナンスが可能試薬タンク、廃液タンクを電気部より完全分離
- 設置場所はフリー
コンパクト設計、前面のみのメンテナンス、防滴構造のため設置場所の制約は最小 - シンプルな測定フローで高信頼性を実現
測定フローのマニホールド化、独自の加熱分解器を採用してシンプルな測定フローを実現し、保守メンテナンスの容易さ、測定の信頼性向上を図った。 - 省電力、省試薬、少廃液で環境配慮型とし維持費を低減
消費電力 平均200VA(当社従来比約2/3)
純水消費1.7L/日(当社従来比1/6)
廃液量15L/月を実現(当社従来比1/2) - ワイヤレスデータ伝送(オプション)
4〜20mAの出力に加えてワイヤレスデータ伝送システムを搭載可能とし、分析機器の無線データ伝送を先取りした。 - 長期間のデータ保存
コンパクトフラッシュを内蔵し、1年間以上の3成分の濃度データ、負荷量データの保存を可能とした。
本体価格
¥4,000,000−
以上
お問い合わせ先
東亜ディーケーケー株式会社営業企画部 E-mail:release@toadkk.co.jp TEL:03−3202−0218