6. 分野別アプリケーション:
吸光光度計 アプリケーション
特定分野の使用事例や、通常のプログラムでは測定できない使用事例を紹介します。
飲料水の濁度、色度測定
飲料水、井戸水、ミネラルウォーターなどの濁度・色度の測定用に作られた測定プログラムです。
上水試験法を基にした吸光光度法で濁度・色度を測定します。
濁度はPSL(ポリスチレンラテックス)、色度は白金コバルト液によって
作成した検量線です。
測定にはオプションの50mm石英セルとユーザープログラム(検量線)を使用します。
●測定範囲
・濁度 0~20度 (表示分解能0.01度)
・色度 0~25度 (表示分解能0.01度)
●測定方式
透過光測定方式 (波長 濁度:660 nm、色度:390 nm)
●対象機種
DR6000, DR3900, DR2800
測定手順、検量線データについてはお問い合わせください。
海水中微量成分の測定(アンモニア、亜硝酸、硝酸など)
●測定対象
養殖場、水族館などの飼育水(海水)
●測定項目と測定範囲
・アンモニア性窒素 0.02~0.50 mg/L NH4-N
・亜硝酸 0.010~0.300 mg/L NO3-N
・硝酸 (LR) 0.1~1.0 mg/L NO3-N
・硝酸 (HR) 1.0~10.0 mg/L NO3-N
・リン酸 0.02~2.50 mg/L PO43-
・銅 (LR) 10~200 μg/L
・銅 (HR) 0.04~5.00 mg/L
●対象機種
DR6000, DR5000, DR3900, DR2800, DR2700, DR1900, DR900, DR890
●注意
硝酸の海水用プログラムは、海水を希釈したサンプルでは使用できません。
詳細はこちら(PDFファイル)
海水中微量成分の測定(全窒素、全りん)
通常のプログラムでは測定できない海水中全窒素の測定方法の紹介です。
全りんは通常と同じ試薬セット(HACH1471)にて測定が可能です。
●測定対象
養殖場、水族館などの飼育水、工場排水(すべて海水)
●測定項目と測定範囲
・全窒素 2~25 mg/L N
・全りん 0.02~0.5 mg/L P
●対象機種
DR6000, DR3900, DR2800, DR1900, DRB200(リアクター)
●注意
全窒素の海水用プログラムは、海水を希釈したサンプルでは使用できません。
測定手順、試薬、検量線データについては、お問い合わせください。