製品情報
「簡易ふっ素イオンモニター FBM-160型,FBM-100A型発売」を発表
2008年12月17日
当社は12月3日(水)から5日(金)の3日間幕張メッセで開催された セミコン・ジャパン2008 でFBM-160型およびFBM-100A型 簡易ふっ素イオンモニターを発表しました。
この2機種は、ふっ素の排水規制に対応して、排水中のふっ素濃度を簡易に測定するもので、従来のFBM-300型およびFBM-100型をモデルチェンジしたものです。
ふっ素は、石炭火力発電所、製鉄所、半導体工場、めっき工場などで使用される石炭や表面処理薬剤などに含まれております。排水中のふっ素濃度は、海域以外へ排出するもの 8mg/L以下、海域へ排出するもの 15mg/L以下(一律排水基準)と定められており、この一律排水基準は高度な処理を行わないと達成が難しく、中小規模の産業に対しては暫定基準として、一律排水基準より高めの値が設定されて運用されています。
しかしこの処置は暫定的なもので見直しが行われ、徐々に一律基準に移行しつつあります。
半導体、石炭火力などの大手企業には一律排水基準が適用されており高度なふっ素処理を実施しています。
また、環境対策にも熱心で、環境対策強化が企業イメージアップにつながるとの観点から、従来製品のFBM-300型やFBM-100型を多数お使いいただいており、これら大手企業では今後もこれら2機種導入の機運が継続すると考えられます。
これら2機種は環境省が定めた測定方法(以下公定法と記す)とは異なり、センサを試料に浸けるだけで測定する「簡易測定」を採用しております。このため、共存成分やpHなど試料の性状の影響を受けると言うデメリットがありますが、特長として連続測定が可能である点は、測定に2時間近くを要する公定法に較べ、異常を検知して早期に対応することができるという大きなメリットだと言えます。
FBM-160型は、屋外設置型、FBM-100A型は屋内設置型で、お客様の排水処理施設の状況に応じてお選びいただくことができます。
また、当社が従来取り揃えている洗浄機構と併せて設置頂くことで、センサの汚れ対策としての洗浄作業も軽減することができ、「連続測定」のメリットをより効果的に発揮させることができます。
このモデルチェンジを期に、お客様各社の環境対策気運の盛り上がりを追い風として、更なる販売増進を目指します。
以上
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